特集: flânerie(そぞろ歩き)

京の町歩き:青蓮院門跡(京都東山)




今回のそぞろ歩きは、京都市東山区地下鉄東山駅あたりから始めましょう。

青蓮院は、京都市東山区粟田口三条坊町にある天台宗の寺院です。

青蓮院門跡とも呼ばれる寺院は、最長が開基し、天台宗の三門跡寺院とされています。

古くから皇室と関わりのある青蓮院は、格式の高い門跡寺院故多くの皇室出身者が住職を務めてきました。

日本三大不動に数えられる国宝「青不動」、春と夏には特別なライトアップが行われる美しい庭園など見どころ満載! 歴史ある建築や宝物に、庭園美を楽しめる青蓮院の魅力をご紹介します。

緑豊かな東山に位置する寺院では、歴史ある建築と美しい庭園を鑑賞することができます。




アクセスは、京都市営地下鉄 東西線「東山駅」から徒歩5分。JR「京都駅」から市バス5・46・100系統に乗車、 「神宮道」下車歩いて5分と便利です。




殿舎はすべて渡り廊下で繋がっていて華頂殿や小御所といった場所をぐるっと回れます。




まず靴を脱いで袋に入れ、建物を巡ります。




建物内は撮影禁止の場所が多いので注意しましょう。




一通り巡ったら、庭園に面した客殿(白書院)から相阿弥作の圧巻のお庭を縁側に腰をおろして、ゆっくりと 庭園を鑑賞しましょう。

また、室内には、三十六歌仙額絵や木村英輝氏奉納の、蓮の襖絵(60面)も設置されていますので、お見逃しなく!




内観を鑑賞したら庭園に降りて庭園巡りです。

主庭は、室町時代の相阿弥の作と伝えられ、粟田山を借景にしてその山裾を利用した池泉回遊式デザイン。




また、龍心池の対岸南に高く石積みした滝口を中心として、築山が設けられた築山泉水庭もあります。

また、華頂殿の東面には、江戸時代の小堀遠州作と伝えられる「霧島の庭」もありヴァラエティに富んだ庭園たち。

門跡寺院としての格式と美しさを備える青蓮院門跡おすすめです。 <

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【DATA】
青蓮院門跡
京都府京都市東山区粟田口三条坊町69ー1
TEL:075-561-2345(青蓮院門跡)
京都市営バス5・46・100系統 「神宮道」下車 徒歩3分 地下鉄東西線 「東山駅」下車 徒歩5分 円山公園から徒歩10分 知恩院北隣 ※門前の大楠が目印です
個人:大人600円 中高生400円 小学生200円
9:00〜17:00(16:30受付終了)
※春・秋に夜間ライトアップを開催しています。