グルメ

第20回 ホタテとキーウィのリース(Salad de Coquilles Saint- Jacques )

メリークリスマス! いよいよ12月に入り、クリスマスや忘年会など
パーティシーズンも始まりましたね。
今回はクリスマスのホームパーティで活躍する
ホタテとキウィのヘルシーなサラダをご紹介。
グリーンの葉物をリースのように円形に敷き、
その上に具を飾ります。写真では水菜を使いましたが、
ベビーリーフなどを使い、一緒にいただいてもいいでしょう。

是非パーティのメニューにお役立てください。

RECIPE

アボカド
材料

ホタテ貝柱お刺身用  5個
キーウィーフルーツ  2個
プチトマト      6個
白ワイン       50cc

<ソース>
レモン果汁 5cc
オリーブオイル 15cc
バルサミコ 5cc
塩 少々
コショウ 少々






<飾り>
水菜      適宜
金箔(あれば) 少々
ローソク
スモークサーモン 適宜
レモン 少々
ケッパー 少々


  1. キーウィーフルーツは、皮をむき、厚さ5mm程度の輪切りにする。
  2. 鍋に白ワインとホタテをいれ、貝柱のまわりが少ししろっぽくなったら、
      引き上げ、冷めたら、半分に切って塩・コショウする。
  3. ボールにレモン果汁、オリーブオイル、バルサミコ、塩・コショウでソースを作る。
  4. 大皿に水菜を円形に敷き、リースにみたてる。
      ホタテとキウィーフルーツがワンセットになるように交互に並べていく。
      所々にホールまたは半分に切ったプチトマトを飾ってアクセントに。
      あれば、アイボリーのホタテに金箔を散らすとゴージャス!
  5. バリエーーションとして中心に背の低いローソクを飾ったり、
      スモークサーモンを花びらのようにしていくつかサーモンの花を作り、
      中心にレモンやケッパーをあしらったものをかざってもいいでしょう。
      もう一品追加できます。


  6. では、ボナペティ!

ほっと一息


ホタテガイはフランスではCoquilles Saint- Jacques(聖ヤコブの貝)と呼ばれています。 中世以来、ヨーロッパのカトリック信者達は、巡礼団に加わって、聖ヤコブが埋葬されているスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラに詣でました。その旅に食器として持参されたのが、ホタテガイの殻だったために、フランスではこの貝をCoquilles Saint- Jacquesと呼ぶようになったそうです。
フランスではホタテガイの産地はカキやムール貝などと同じようにブルターニュ地方やノルマンディ地方。
写真は、この10月初めに取材したパリの魚屋さん。ノルマンディのホタテガイ
3キロ18ユーロ(約3000円)。洗ってありすぐ調理できるムール貝は、
3リットル9ユーロ(約1500円)と表示されています。
一般的にはホタテもカキもご覧のように殻付きで売られています。
写真右から殻付きホタテガイ、中央はカキ、左中ほどの黒い貝がムール貝。
1リットル缶2リットル缶3リットル缶単位で売られています。
その下の貝はブロンという高級なカキ。
今年もパリのクリスマスのご馳走はシャンパンと、
Fruits de mer(海の幸の盛り合わせ)から始る食卓が多いことでしょう。
盛り合わせには、カキや小エビ、ウニなどが美しく盛り付けられて、
レモンが添えられます。
街角のカキ売りの屋台は、パリの冬の風物詩の一つです。