Kia Ora! Haere mai, Aotearoa!!
Welcome to New Zealand!
第15回 NZ公共サービス事情
すっかり冬になり、暖炉が活躍する家も増えてきたオークランドです。
今回は毎日の生活の中からちょっとおもしろい?2つの公共サービスについて、お届けしてみたいと思います。
まずは路上駐車について。
NZではあちこちの路上に駐車スペースが設けられていて、駐車可能な場所にはこの看板が立っています。
「Pay&Display Area」は駐車料金を払って見える場所にレシートを置くこと、「P60」は60分間駐車可能、「Mon-Sat」は月曜日から土曜日(他の曜日は無料で制限なし)という意味です。「P120」だったり「Mon-Fri」だったり。
料金は道端にポツポツ立っているこの機械で支払います。
おもしろいのは「TXT-a-Park」のシステム。日本のように電子マネーは発展していませんが、携帯電話のショートメールで支払いが可能です。表示に従って数字を送信すると携帯電話料金と一緒の支払いに。でもしっかり手数料が上乗せされるのでご注意を。
日本でも取り締まりが民間委託になったそうですが、ここNZも同様。ほんの少し駐車時間をオーバーするとあっという間に罰金支払いのチケットがはさまれます・・・。
次はゴミ回収について。
どこの家の庭先にも同じような光景が見られるオークランド。
この赤いふたに緑色の大きな箱がゴミ箱です。リサイクルと紙以外はすべてこのゴミ箱へ。 水色のリサイクル用にはリサイクル回数3回目までのプラスチック、びん缶を入れます。 紙製品はひもでしばってまとめておきます。これらのゴミ箱が各家庭に1個ずつ、週に一度回収されます。
おもしろいのは回収方法。アーム付きの回収車がゴミ箱ごと持ち上げて豪快に回収します。ゴミ袋1つずつ回収するゴミ回収員さんの苦労を思うと、いい方法だと思うけど、日本の道幅ではキビシいかもしれません。
ひっくりかえったままのゴミ箱もNZらしいということで。
ちなみに粗大ゴミの収集は半年に一度。回収週の道端はすごいゴミの山、ちょっと見物です。
食品は野菜も肉も量り売りが多く、使い捨て商品も少ないため、ゴミが少ない気がします。 とはいえ、エコロジーなイメージの強いNZなのに、意外にも分別はほとんどありません。将来的にはこのままというわけにはいかないような。