「続・一鉢から始めるガーデニング」その2 
ミニトマトのコンテナ

もしもあなたがコンテナで野菜を育てるとしたら?
なんといってもてがるなミニトマトが一番ではないでしょうか。
黄色の小さな花がだいだい色した可愛いトマトに変わってゆく過程を見るのも、 味わうのも楽しいものです。
園芸店ではミニトマトといっても種類が多いので迷ってしまいますが、お店の人に 相談して、自分の目的に合ったものを選びましょう。(大体の物が2mもの高さに なるので、大きなコンテナが必要になります。)
いっしょに夏に強いポーチュラカを植えるとかわいいアレンジになります。

< 今回使うもの >


材料
1.ミニトマト(背丈が50cm位にしかならないもの)1ポット
2.ポーチュラカ (さし芽でふやせます。)1ポット
3.コンテナ(幅25cmx深さ30cm位)1鉢
4.有機培養土
5.有機質肥料(ぼかし等)
6.液体肥料
7.鉢のかけら又は発砲スチロールを細かくしたもの。


< 完成イメージ >

完成イメージ

< 作り方 >

1.コンテナの鉢底に発砲スチロールを細かくしたものを3cm位いれる。
2.その上に有機培養土を1/3程度入れ 、有機肥料を一握りまく。
3.ミニトマトを真ん中に、前にポーチュラカをセットして、有機培養土を
  鉢の上から3cm下まで入れ、棒でよくついて、しっかり植えましょう。
4.支柱をたててトマトが揺れないように紐で縛っておくとよいでしょう。
5.水をたっぷりやりましょう。
6.葉の付け根から出るわき芽は最初の内はつみとります。
  花が咲いたゆらせて受粉させましょう。   
7.10日ごとに液肥を追肥すること。

< 読者からのお便り >

6月の「ミニトマトのコンテナ」は大人気。始めた方が多いようなので、とってもうれしいです。始めてみると色々気になることがでてきますね。早速このコンテナに初トライしていらっしゃる読者から質問が寄せられました。
「葉の付け根から出る脇芽とはどれのことでしょうか?どのようにつみとるのですか? また、初めのうちとはいつごろまでですか?」というもの。ちょっと分かりにくいので、 イラストでご説明しましょう。



完成イメージ


主茎は、一本立ちもしくは二本立ちが基本なので、脇芽が育って枝になったものも 切ってやりましょう。花が咲いたら、そっとゆするか、軽く枝をたたいて 受粉させやすくします。小さいこども達はジョーロで水をやりたがりますが、 甘い実をつけさせるために、水をやりすぎないこともポイントです。 小さな苗が育って花が咲き、実をつけるのを体験するのは楽しいもの。 お子様とご一緒に是非育ててみてくださいね。




 

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[ 作者プロフィール ]

caco
ガーデニング・
プランナー

農学部卒業後、ご主人と造園設計事務所を開所。現在に至る。

趣味:旅行、ガーデニング、テニス、絵本

月刊 Visual Dermatology に
「My Favorite Parks」好評連載中

トップページの「プロムナード」と「一鉢から始めるガーデニング」、新連載「私の好きな手仕事」は、ケータイ・サプリwebマガジンのための書き下ろしです。
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