武蔵野市立吉祥寺美術館は、平成14(2002)年2月2日に誕生した、比較的新しい美術館。
東京の西、JR中央線と京王井の頭線の吉祥寺駅から歩いて2、3分のビルの7階という、
アクセスのとても良い美術館として親しまれています。
武蔵野市立吉祥寺美術館
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/
デパートの上階なので、ベビーカーのママ達が、ショッピングついでや、
ちょっとした空き時間に気軽に立ち寄るのにも便利な美術館と注目していましたら、
あの「14ひきのシリーズ」で若いママ達にもおなじみの絵本作家、
いわむらかずお氏の展覧会が開催されているというので、早速取材に。
吉祥寺駅の北口、伊勢丹新館のエレベーターで7階に降り立つと、そこはもう美術館。
エントランスには「いわむらかずおの世界」の展示が始まっています。
かわいい14ひきのシリーズのスクリーンのお出迎え。
企画展示室では、いわむらかずお氏の作家デビュー時の1970年代から2000年代にかけての創作活動の軌跡をたどることができます。
初期から鉛筆デッサンや木炭デッサンはすばらしいですし、色彩表現などに、
デザイナーさんとしての抜群のセンスも感じます。
特に、「かんがえるカエルくん」の刷り見本や、とがり山専用スケッチブックなどは、
いわむらかずお氏のクリエイティビティにふれることができ、とても興味深いです。
また「14ひきのシリーズ」、「こりすのシリーズ」などの絵本原画には、
原画ならではの色彩の美しさを見ることができます。
エントランスに戻ると、「絵本・自然・子ども」が活動の中心テーマといういわむらかずお氏が、栃木県那珂川町に開館された「いわむらかずお絵本の丘美術館」に関する展示も。
美術館活動、環境教育活動なども積極的に実施されている様子がわかるパネル展示を見ることができます。
「いわむらかずおの世界」、絵本作家さんの創作のバックグランドの分かる、とても楽しめる企画展ですね。
この美術館には常設で「浜口陽三記念室」と「萩原英雄記念室」もあります。
「浜口陽三記念室」ではモダンな浜口氏の銅版画作品が、また、
「萩原英雄記念室」では世界的な木版画家萩原氏の作品がそれぞれ年数回展示替えされていますので、
時折訪れてみるのもいいのでは?
現在展示中の「浜口陽三展 くらしの情景」展ではメゾチントの制作工程の模型が
興味深いですし、黒のグラデーションで野菜や果物を表現したシックな作品が魅力的。
また、荻原英雄記念室、「”追憶シリーズ”勢揃い」展では、
最近リニューアルしたこの美術館の一階入り口上部を飾る作品の原画を見ることができます。
エントランス脇にはショップがあり、気に入った絵本やミュージアムグッズを探すのも楽しいですね。
井の頭公園もいいですが、冬のママのリフレッシュに、ベビーカーで、
しかも100円という入館料で、気軽にアクセスできるフレンドリーな美術館を活用してみてはいかが?
赤ちゃん連れのお母様への情報:
武蔵野市立吉祥寺美術館「だれでもトイレ」にはオムツ変えスペースがあります。
授乳などは、伊勢丹デパート5階の子供服売り場にベビー休憩所があり便利です。
このコーナーでは、お子様連れで楽しめる皆さまの気に入りの
美術館情報を募集しています。
お問い合わせフォームからか、もしくはinfo@ktai-supli.jpまで是非お寄せください。
また、このコーナーへのご意見・ご感想もお気軽にお寄せくださいね。
お待ちしております。
武蔵野市立吉祥寺美術館一階入り口
武蔵野市立吉祥寺美術館エントランス
企画展示室
「14ひきのあきまつり」©いわむらかずお
「もりのあかちゃん」©いわむらかずお
「トガリ山のぼうけん2」©いわむらかずお
浜口陽三「クローバーの実」
萩原英雄「追憶No.1」
武蔵野市立吉祥寺美術館
住所:
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル7階
TEL.0422−22−0385
FAX.0422−22−0386
詳しくは、直接、美術館にお問い合わせいただくか、
美術館ホームページをご覧ください。
*こちらの記事は、美術館より許諾を頂いております。
1月15日更新号は特別に、「武蔵野市立吉祥寺美術館」で開催中の「いわむらかずおの世界」展でも展示があった、絵本作家いわむらかずお氏のホームグラウンド栃木県馬頭町(現・那珂川町)にある「いわむらかずお絵本の丘美術館」をレポートしましょう。
いわむらかずお氏の絵本ファンや絵本の舞台に興味がある方必見ですよ。
いわむらかずお絵本の丘美術館
http://www.ehonnooka.com/
東京から東北自動車道で一走り、矢板インターチェンジからは
R293で50分ほどの里山にかこまれた丘の上に美術館はあります。
取材にうかがったのは晴天の秋の一日。
パーキングから美術館玄関まで次々に小さな秋を見つけました。
栗の木の下にはいが栗、玄関ポーチではあけびのお出迎え。
展示室では「ゆうひの丘のなかま展」が開催されていました。
えほんのへや1では「ゆうひの丘」シリーズの絵本原画や
登場するキャラクターたちの陶芸作品が展示されています。
えほんのへや2では「14ひきのシリーズ」や
「カルちゃんエルくんシリーズ」の絵本原画をみることができます。
ちょっと一息付きたい時は広くて眺めの良いティールームへ。
お天気の良いときにはテラスでお茶はいかがでしょう。
眼下に広がる景色はどこか懐かしい里山の自然。
とっても気持ちの良いティータイムが過ごせますよ。
お時間のある方は美術館下のフィールドへ。
ゆうひの丘のなかまたちにあえるかも。
ここは、いわむらかずおワールドをより深く楽しめる
フィールドです。
いわむらかずお絵本の丘美術館
住所:
栃木県那須郡那珂川町小砂3097
TEL.0287−92−5514
いわむらかずお絵本の丘美術館
くりのみ坂あたりのいが栗
玄関ポーチのあけび
ティールーム
ティールームからの眺め
フィールドの秋
絵本の丘農場