グルメ

第27回 Crepes sucrees(クレープ)


梅雨も終盤、もうすぐ真夏の太陽のまぶしい夏がやってきます。
子どもたちにとって楽しみな夏休みも、もうすぐ。
今月のフレンチアットホームは、むし暑い時期の毎日のお食事やおやつに頭を悩ませるママたちにピッタリなお役立ちレシピ。

常備のお砂糖と小麦粉、卵と牛乳さえあればできる、フランスのおやつの定番クレープのとっておきレシピをご紹介しましょう。
生地さえ作っておけば、オーブンを使わず、 フライパンでささっとできるのも魅力です。
アンズジャムを薄くぬったり、粉砂糖をさっとふりかけたシンプルなクレープは、 子どもたちも大好き!

お砂糖をひかえ、チーズやハムを添えたり巻き込めば、軽いランチとしても・・・
是非お試しください


RECIPE

ニーム風ナスのグラタン
材料

材料(15センチ位のクレープ16枚程度)
・薄力粉    80グラム
・グラニュー糖 30グラム
・卵  2個
・牛乳 230cc
・オリーブオイル小さじ 1
・コアントロー、グランマニエまたは、ラム酒少々
・塩ひとつまみ ・粉砂糖適宜
・アンズジャムなど適宜
・焼き用オリーブオイル、バター少々














    作り方
  1. ボウルにふるった薄力粉とグラニュー糖、塩一つまみをいれる。
  2. 1の中央に溶いた卵2個をいれ、中央から徐々に混ぜていく。
  3. 2がなめらかなクリーム状になったら、さらに牛乳を少しずつ入れ、さらになめらかなクリーム状になるまでよく混ぜる。
  4. 3にリキュールとオリーブオイルを加えて良く混ぜ、できればその生地を2、3時間冷蔵庫で休ませる。
  5. あらかじめ温めておいたフライパンにオリーブオイルとバター少々をこがさないようにぬり、室温にしておいた生地を薄焼き卵の要領で弱火で焼いていく。
  6. 周りがレース状に持ち上がってきたら裏返し、薄く焼き色がついたらできあがり。
  7. お皿にとって、粗熱がとれたら、ジャムをぬり、二つに折って、さらに三つ折りにしたら、粉砂糖をふってできあがり。

  8. では、ボナペティ!

ほっと一息


クレープは、もともとは、気候が厳しく、土地のやせていたブルターニュ地方のパンの代用品、ソバ粉のガレットが起源です。

そのうち薄力粉が広く出回るようになるとソバ粉から薄力粉にとって替わって甘いお菓子のクレープが一般化したというわけです。

甘いクレープを一般にクレープ・シュクレ(crepe sucree)、ガレットをクレープ・サレ(crepe salee)といます。

パリのモンパルナス駅近くには、店先のおおきなクレープ用鉄板とトンボという生地を薄くのばすヘラのような道具で、巧みに焼くクレープ屋が多く、ジャムをはじめ色々なトッピングで人気を集めています。

ブルターニュ各都市には今だに、ガレット専門のレストランが多く、ハムやチーズ、トマトなどのトッピングのガレットにサラダなどで簡単なランチができます。

日本にも本場のソバ粉のガレットを楽しめるクレプリーが神楽坂や原宿にできていることはブログでご紹介しています。