特集: flânerie(そぞろ歩き)

特集:東京・アートな散歩道:落合散歩ーアダチ版画研究所ー

梅雨の初めの不安定なお天気が続きます。

東京地方のコロナ禍は落ち着いてきていますが皆さまの地方はいかがでしょうか?、

東京のアートな散歩道、今回は先回に続いて新宿区落合に点在するアートスポットを巡ります。

第2回は「アダチ版画研究所」。江戸時代から受け継がれてきた伝統木版の技法を今に忠実に継承し 数多くの優れた浮世絵版画をの制作する定評のある工房です。



海外の友人へのプレゼントを探しに以前伺ったことがありますが、佐伯祐三アトリエ記念館に近かったとは!

次も別のアトリエ記念館に向かうところでしたが、「アダチ版画研究所」が、目白ショールームで、 2022年4月12日(火)より6月11日まで企画展『北斎が極めた「自然の表現」』を開催(アダチ伝統木版画技術保存財団共催)しているというので、 急遽「落合アートな散歩道」のルートに入れることにしました。



アダチ版画研究所の今回の企画展は、森羅万象を描こうとした北斎が、自然界をどのようなまなざしで見つめ、 どのように描き出そうとしたのかを北斎の「自然の表現」にフォーカスしてさぐる展覧会。

会期は前後期からなり、前期のpart1では自然の「静」と「動」を美しく描き出した北斎の傑作花鳥画「北斎花鳥画集」と広重の花鳥画との 比較を通して迫る展示だったとか。

後期のpart2は、北斎生涯のテーマである水の表現の集大成とも言える「諸国滝廻り」に焦点をあてているそうです。

伺った折は後期だったので、「諸国滝廻り」全8点の作品群をじっくり観ることができました。



なんといっても傑作は「木曽路の奥北阿弥陀ヶ滝」!!


葛飾北斎 《諸国滝廻り「木曽路の奥北阿弥陀ヶ滝」》 

大胆な構図は見事というしかありません。あまりにも斬新なデザインで驚きます。

今回の展示では「諸国滝廻り」に加え有名な「神奈川沖浪裏」など海の波を描く作品も展示。



北斎の並外れたデザイン力を楽しみました。



その他北斎の代表作といわれる作品も並んでいますのでおススメです。。

一角には浮世絵木版画の制作過程を解説する展示もありますので、 浮世絵木版画に興味のある方には参考になるでしょう。



さらに浮世絵木版画のコレクションに興味がある方、海外の方へのプレゼントを探している方にもおすすめ。

ショールームのスタッフの方が色々相談に乗ってくださるでしょう。
落合のアート散歩のルートに入れて大正解でした。

アダチ版画研究所
東京都新宿区下落合3−13−17
TEL:03-3951-2681
https://www.adachi-hanga.com/