特集: flânerie(そぞろ歩き)

特集:東京の散歩道:西の郊外A石神井公園:三宝寺池〜石神井松の風文化公園

秋空の下、心地よい風が吹き抜ける季節となりました。

10月からフラヌリは自然豊かな西の郊外、武蔵野の趣が色濃く残る石神井公園の散歩道をご紹介しています。。

まずはじめに西武池袋線石神井公園駅を起点にボート池から「練馬区立石神井公園ふるさと文化館」に向かい 開催中の特別展「練馬といえば!大根ー練馬大根いまむかしー」を見学、江戸・東京の伝統野菜、大根について 様々な角度から学び大根通になったかも。

さて、11月はより武蔵野の自然が残る三宝寺池から最近できた「練馬区立石神井松の風文化公園」を巡ります。

武蔵野三大湧水の一つ「三宝寺池」は「井の頭池」「善福寺池」とともに江戸時代には豊かな水源地として 風光明媚な景勝地としても知られる名所でした。



樹林に覆われた池は、水源は枯れたものの四季それぞれに美しい姿を見せています。



池のほとりには木道が巡り、自然観察や散策に活用されています。

三宝寺池の特徴は浮島にある沼沢植物群落が昭和10年、国の天然記念物に指定されていることでしょうか。 氷河期にはすでに存在していた寒冷地植物のミツガシワをはじめ、カキツバタ、コウホネなどが みられるとか。



また、野鳥も多く飛来するため、カワセミの撮影ポイント近くの木製遊歩道付近には、多くのフォトグラファーがスタンバイしていることもあります。



この池には緑豊かな自然環境とともに歴史的ストーリーにも注目すべき点があります。

室町時代に石神井郷を領有した豊島氏の居城跡が、三宝寺池の南側台地にあります。 城は中世の平城で、池と川という自然の地形を利用た形状だったとか。

豊島氏は文明9年(1477年)、太田道灌との合戦に敗れ、このとき落城したそうです。 太田道潅の軍勢に追われた豊島家当主の泰経は、家宝の黄金の鞍を載せた白馬にまたがり三宝寺池に身を沈め、娘・ 照姫も悲嘆のあまり、その後を追い池に身を投じたというのです。

豊島一族の最後を語るこの劇的エピソードは殿塚・姫塚として付近に残っています。



「 さて、石神井公園に隣接して最近開園したのが、「練馬区立石神井松の風文化公園」です。

多目的天然芝広場(運動場)、テニス/バスケットコート、展示室などを備えた区立とも思えないスポーツ公園です。 それもそのはず、戦前から70年以上、日本銀行石神井運動場でしたが、練馬区への売却を経て、2014年に区立公園となりました。

運動場を主体としたスポーツ公園ではあるものの、ご家族でお弁当を食べられる緑の憩いスペース(花と木立ちの広場など)があるほか、 テーブルやベンチ(松林の広場など)が設置されています。良く整備されていますので、とても気持ちの良い景観を楽しめます。



林に囲まれたテニスコートが多数設置されているのが特徴で、 海外の林間リゾートを彷彿とさせる佇まいです。



日銀の保養施設のかつての建物は石神井公園ふるさと文化館・分室として使われていて、時折絵本関連の企画展なども開催されています。 。


広い天然芝の広大なグランドも気持ちよく、一般に開放されることもあるようです。



開門閉門時間が決められていて自転車の乗り入れは禁止なので、小さなお子さまやお年寄りにも安心な公園、おすすめです。


DATA:
[練馬区立石神井松の風文化公園]
東京都練馬区石神井台1丁目33ー44
TEL:03-5372-2455
午前8時〜午後7時(6月〜10月は午前6時〜午後7時)

休園日:年末年始(12月29日〜1月3日)

[練馬区ふるさと文化館・分室]
「練馬区ゆかりの文化人」常設
「五味康佑オーディオ展示室」常設
「五味康佑資料展示室」常設
https://www.neribun.or.jp/furusato.html

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