アート&クラフト

第34回 川崎市岡本太郎美術館
Taro Okamoto Museum of Art,Kawasaki(神奈川県川崎市多摩区)

川崎市の緑のオアシス生田緑地の小高い丘の一角に、川崎市岡本太郎美術館があるのをご存じですか?

生田緑地公式ホームページ
http://www.city.kawasaki.jp/71/71tama/
home/ikutaryokuti/



川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/


岡本太郎(1911年2月26日 〜 1996年1月7日 )といえば、最近(2008年11月17日)も渋谷駅のJR線と京王井の頭線を結ぶマークシティ2階連絡通路に、『明日の神話』という彼の巨大壁画作品が公開され注目が集まっています。東京方面の方は、通勤、通学やショッピングの折にご覧になっているかもしれませんね。

『明日の神話』再生プロジェクトオフィシャルページ
http://www.1101.com/asunoshinwa/

これを機にあらためて岡本太郎の芸術について関心をもった編集部は、早速川崎市岡本太郎美術館へ取材にでかけました。

川崎市岡本太郎美術館は、岡本太郎ゆかりの川崎市が彼から直接作品の寄贈を受けたことを機に計画され、1999(平成11)年10月に開館しました。

岡本太郎と両親(一平、かの子)の作品を中心に、保存・収集と常設展示活動を行っています。また太郎の精神を継承し、新しい芸術の可能性を探る企画展や自由な発想で創作を行う現代作家を紹介する展覧会を開催しています。

現在は、常設展として「岡本太郎ー挑みー」(2009年1月12日まで)と企画展「TARO賞の作家1」(2009年1月12日まで)が開催されています。

美術館へのアクセスは、電車では最寄の小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩15分ほどで、生田緑地東入り口へ、車では、府中街道から生田緑地を目指し東駐車場へ入ります。

多摩丘陵の起伏に富んだ敷地を生かした生田緑地には、美術館の他にも日本民家園をはじめ伝統工芸館、青少年科学館、枡形山展望台などが点在しています。

川崎市岡本太郎美術館は、東駐車場方面からは徒歩4分ほどの一番奥の高台にある個性的な建物。

メタセコイアの巨木が茂る林の間を進むと、高い階段の先に美術館建物が。(エレベーターも有)

階段を上っていくと巨大なシンボルモニュメント《母の塔》が目に飛び込んできます。 7本の足で立つ有機的な形のボディの上で両手をひろげている人像彫刻が印象的な圧倒的スケールの立体作品です。

岡本太郎の最後の作品といわれるこの高さ30mに及ぶ巨大彫刻の完成は岡本亡き後だそう。

引き寄せられるようにこの彫刻作品に近付いたり、周りを廻ったり、足の間を歩いたり、写真を撮ったり、ひとしきり作品を楽しんだら次は美術館に入ってみましょう。


建物にはさまれた狭いアプローチを進むと吹き抜けのエントランスホールに出ます。 チケットを購入し、ほの暗い廊下を通って常設展示室に。

ここには、生涯にわたってあらゆることに挑み続けた岡本のさまざまな「挑み」の形が展示されています。

大胆な色彩とダイナミックなタッチの絵画作品、そして独特のフォルムを持つ彫刻作品たちが迎えてくれます。

丁度彫刻作品の前で4、5歳の男の子を連れたお母様に出会いました。

作品と対面して楽しそうに身体を使って何かを表現しているお子さまをさして「この彫刻の前にくると踊りだすのですよ。太郎さんの作品がそうさせるのでしょう。太郎さんのパワーは素晴らしいですね!」と話されていました。

お子さまも「太郎さんの作品が大好き!」と《午後の日》をマネて手を頬にあて、パフォーミングアートしています。幼いこどもたちの感性に訴えかけるアーティストも珍しいのではないでしょうか?

常設展示室には他にもモザイクや陶板、版画などの平面作品、《坐ることを拒否する椅子》など実際に触れることができる立体作品によるインスタレーションコーナー、そしてデザイン作品などなど、彼が手がけたさまざまな作品が展示されていて、岡本太郎の多様なクリエイティヴィティに触れることができます。


また、岡本太郎の作品系譜や岡本家の肖像などで構成される「系譜ゾーン」と彼の表現世界を5つのキーワードからなる情報ボックスで概観する「情報展示ゾーン」では、岡本太郎の新たな一面を発見するかもしれません。

展示空間は順路があるわけではなく、夫々の興味で自由に作品や情報にアクセスできるような構成になっているのもユニークです。

たっぷり岡本太郎ワールドを堪能した後は、開催中の企画展「TARO賞の作家1」に。

高い天井の開放的な会場には、岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭くメッセージを突きつける芸術家を世に輩出する目的で故岡本敏子氏が開設したTARO賞(岡本太郎現代芸術賞)を受賞した作家たちの中から選ばれた6名のアーティストの新作を中心に展示されています。


一息つきたい時はカフェテリアTAROが利用できます。日当たりの良いテラスや見晴らしの良い明るいカフェでランチやティータイムを楽しむことができます。

また、ミュージアムショップでは展覧会カタログや関連書籍、カラフルなオリジナルグッズをさがすのも楽しいかもしれません。


四季折々の自然豊かな生田緑地に抱かれた川崎市岡本太郎美術館にご家族でおでかけになりませんか?

お時間があれば、日本民家園で茅葺屋根や舞台などの日本各地の古民家を見学したり、春と秋のシーズンには、ばら苑を巡るのも楽しいでしょう。

アートと文化、自然を楽しむことができる魅力いっぱいの生田緑地は、丸一日過ごせるお子様連れにおすすめのお出かけスポットです。


赤ちゃん連れのお母様へ:川崎市岡本太郎美術館にはベビーカーで入館できます。
オムツ替えは、女性用トイレに設置されたベビーシートが利用できます。授乳室については受付でご相談くださいね。





このコーナーでは、お子様連れで楽しめる皆さまの気に入りの ミュージアム情報を募集しています。 お問い合わせフォームから、是非お寄せください。
また、このコーナーへのご意見・ご感想もお気軽にお寄せくださいね。
お待ちしております。



川崎市岡本太郎美術館

川崎市岡本太郎美術館

川崎市岡本太郎美術館

川崎市岡本太郎美術館

K20

母の塔

川崎市岡本太郎美術館エントランス

川崎市岡本太郎美術館エントランス

岡本太郎作品展示

岡本太郎作品展示

岡本太郎作品展示

岡本太郎作品展示

企画展展示

企画展「TARO賞の作家1」展示

ミュージアムショップ

ミュージアムショップ

カフェテリア

カフェテリア

日本民家園

日本民家園

ミュージアム情報

川崎市岡本太郎美術館

住所:
神奈川県川崎市多摩区枡形7−1−5
(生田緑地内) 

Tel:044−900-9898

詳しくは、直接、お問い合わせいただくか、
川崎市岡本太郎美術館 をご覧ください。

*こちらの記事は川崎市岡本太郎美術館 より許諾を頂いております。