箱根 彫刻の森美術館は、緑豊かな大自然と温泉が楽しめる箱根の山の中腹に、
1969年に開館しました。
箱根 彫刻の森美術館
http://www.hakone-oam.or.p/
東京や神奈川で育ったママやパパは学校行事などで一度は訪れていらっしゃるかもしれませんね。
今年、開館40周年記念としてリニューアルされた施設が、5月2日からオープンしますので、ますます魅力度アップの美術館になっています。
70,000uの館内には、近・現代美術を代表するオーギュスト・ロダン、ニキ・ド・サン・ファール、ヘンリー・ムーアなどの名作約100点あまりが展示。
緑の庭園の中に点在している彫刻作品を、ゆっくりと散策しながら鑑賞できる屋外展示場を中心に、ピカソ館、絵画館など屋内展示も充実していますので、
小さいお子さまからお年寄りまで、アートビギナーからアートファンまで、
それぞれマイペースで作品を楽しむことができます。
赤ちゃん連れでも楽しめる美術館としてピッタリと、以前よりMarikoさん初め読者の方からのご推薦もありましたので、この機会に取材に伺いました。
東京からのアクセスが良いので、今回は小田急線と箱根登山電車を利用。
まずは、新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯元へ。
さらに箱根登山電車に乗り込むと窓外の景色はすっかり箱根の大自然。
小田急電鉄
http://www.odakyu.jp/
箱根登山電車
http://www.hakone-tozan.co.jp/
東京から一時間半程ですっきり気分も変わります。
スイッチバックを楽しみながら、35分程の登山電車の旅も、お子さまには楽しいかもしれません。
強羅の手前、彫刻の森駅で下車し、2、3分坂を上ると美術館エントランスはすぐです。
チケットを購入し、エスカレーターで下っていくと、視界がパーッと開け、山々を背景に彫刻作品が点在する気持ちの良い円形広場に出ます。
多くの外国人観光客の方が、盛んに写真を撮っていらっしゃいます。
円形広場でひときわ印象的なのが、カール・ミレスの、ギリシア神話の英雄ベレロフォンが伝馬ペガサスに乗って怪物キマイラの退治に向かう場面を表現した、ブロンズ作品《人とペガサス》。
大空を飛翔しているようなダイナミックな作品です。
オーギュスト・ロダンの《バルザック》像の側を通り、なだらかな芝生の丘陵をゆっくりと左周りに散策しながら進むと、屋外展示場に点在する彫刻作品を気持ちよく展望できます。
アルナルド・ポモドーロの美しく磨き上げられたゴールドのブロンズ作品《球体を持った球体》やイタリアを代表する具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの白大理石の《偉大なる物語》などが印象的。
また、動く彫刻「モビール」の作品で知られる、アレクサンダー・カルダーの「スタビル」といわれる動かない作品、《魚の骨》という巨大な鋼鉄の作品も存在感があります。
さらに進むと、強化プラスティックとアルミニウムで創られた《しゃぼん玉のお城(カーヴド・スペース)》が見えてきます。
子どもが中に入って遊べるプレイ・スカルプチャー(遊戯彫刻)。
子どもたちは大喜びで、入ったり出たり、作品と戯れています。
(注:《しゃぼん玉のお城(カーヴド・スペース)》は5月1日まではリニューアル中で利用できません。)
さらに進むとニキ・ド・サン・ファールの、巨大なハリボテで作られたカラフルな女性像《ミス・ブラック・パワー》が現れます。
足下の芝生には、手足を伸ばして横たわる人物像が。
アントニー・ゴームリーの《密着》という作品。
緑陰広場では、イギリス彫刻界の巨匠、ヘンリー・ムーアのコレクションをいくつか観ることができます。こちらの美術館のコレクションは、世界でも有数な規模を誇っていて、円熟期から晩年までの26作品を順次公開しているそうです。ヘンリー・ムーアファンは必見ですね。
広場の中央に一際高く聳える塔は、ガブリエル・ロアールの《幸せを呼ぶシンフォニー彫刻》
中に入るとステンドグラスが美しく、中央の螺旋階段を上れば、屋上から彫刻の森全体を見渡すことができます。
足に自信のある方は是非登ってみましょう!
絵画館には、お茶やランチに利用できるギャラリーカフェとミュージアムショップが併設されています。
隣接して足湯もありますので、一息つくのもいいかもしれません。
こちらの足湯「ほっとふっと」は、美術館の敷地内から湧出る温泉を利用した、源泉掛け流しの本物の天然温泉!
自然にかこまれた作品を鑑賞しながらの足湯体験、なんて贅沢なのでしょう!
さらに進むとピカソ館があります。日本で初めての私立によるピカソ美術館だそう。
充実の陶芸作品をはじめ、油彩、素描、版画、彫刻、金のオブジェ、銀製のコンポート、ガラス芸術のジュマイユ、タピスリーなどピカソの幅広い作品を観ることができます。
彫刻の森の中でもひときわ深山幽谷を思わせる一角があります。
鬱蒼とした木立に囲まれた池にも作品が。
マルタ・パンの《浮かぶ彫刻3》。
池で泳ぐ立派な鯉と調和して全く違和感がないから不思議!
園内をさっと一周した後は、いよいよキッズタイムです。
もう一度《しゃぼん玉のお城》(2009年5月2日以降利用可)で遊ぶのも、《星の庭》で迷路を楽しむのもいいでしょう。
こどものための造形広場では、レインボーカラーの正方形の彫刻が連続する作品
《宇宙的色彩空間》をくぐったり、
ピンクやアオやミドリの仔馬のように見えるオブジェに乗ったり、
すべり台で遊んだりするのも楽しいかもしれません。
そして5月2日からは、新装なった《ネットの森》で遊ぶことができます。
《ネットの森》は、これまで《ネットのお城》として、子どもたちに大人気を博してきた
プレイ・スカルプチャーがリニューアルされた作品です。
若手建築家ユニット・手塚貴晴+手塚由比ご夫妻と、《ネットのお城》の作家さんで、カナダ在住の造形作家・堀内紀子氏の手による大作。
手塚建築研究所
http://www.tezuka-arch.com/japanese/
そういえば、手塚貴晴+手塚由比ご夫妻は、越後妻有アートトリエンナーレで出会った越後松之山「森の学校」キョロロの作家さんですね。
とてもユニークな建築を設計なさる気鋭の建築家ユニット。
大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ2009
http://www.echigo-tsumari.jp/
堀内紀子氏の、カラフルな手編みのネットがいくつもつなぎ合わされた巨大なハンモックの造形作品が、手塚ご夫妻の組み木技術を駆使した建物の中に取り付けられ、どのような作品になるか是非観てみたいもの。
その作品の中で、子どもたちは、遊びながら感性を磨いていくのでは?
《ネットの森》がオープンしましたら(2009年5月2日以降)、お子様連れで是非体験しに行らしてみてはいかがでしょう。
彫刻の森美術館では、ゴールデンウィークを初め、随時ワークショップも開催していますので、美術館ホームページでご確認の上参加されるのもいいかも。
ランチやカフェには、 本格飲茶料理レストラン「箱根飯茶楼」やビュッフェレストラン「ベラフォレスタ」、英国パブ風カフェ「ベルフォーレ」、また、絵画館の「ギャラリーカフェ」が利用できます。
もちろん芝生に入ることができる緑陰広場のオープンスペース、屋外のベンチ、イスなどで、ご持参のお弁当を広げることもできます。
また、ギャラリー・カフェのテイクアウトメニューを活用したり、おしゃれなシャンパンとセットになった「シャンパン・ランチ・セット」でピクニックもステキ!
ショッピングモールでは、オリジナルミュージアムグッズやデザイングッズ、また箱根のおみやげをさがすことができます。
四季折々、箱根の自然と庭園の花々にかこまれた彫刻の森美術館へご家族でいらしてみませんか?
お子様連れで一日ゆっくりとアートと自然を楽しめるおすすめのスポットです。
赤ちゃん連れのお母様へ:
彫刻の森美術館はベビーカーで入館できます。オムツ換えは、ベラフォレスタ横、円形広場横、絵画館の3ヶ所のトイレにベビーシートがあります。授乳室とベビーカーレンタル(無料)についてはインフォメーションでご相談ください。
このコーナーでは、お子様連れで楽しめる皆さまの気に入りの
ミュージアム情報を募集しています。
お問い合わせフォームから、是非お寄せください。
また、このコーナーへのご意見・ご感想もお気軽にお寄せくださいね。
お待ちしております。
箱根 彫刻の森美術館 エントランス
箱根 彫刻の森美術館 円形広場
箱根 彫刻の森美術館 屋外展示場
しゃぼん玉のお城(カーヴド・スペース)
ピーター・ピアース
左:ミス・ブラック・パワー
ニキ・ド・サン・ファール
幸せを呼ぶシンフォニー彫刻
ガブリエル・ロアール
絵画館&足湯
ピカソ館
浮かぶ彫刻3
マルタ・パン
宇宙的色彩空間
松原成夫
手前:星の庭、奥:ネットの森
《ネットのお城》ーおくりもの:未知のポケット
堀内紀子
注:《ネットのお城》は《ネットの森》にリニューアルされ、
2009年5月2日より公開されます!
堀内紀子氏
ショッピングモール
箱根 彫刻の森美術館
住所:
神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
Tel:0460-82-1161
詳しくは、直接、お問い合わせいただくか、
箱根 彫刻の森美術館をご覧ください。
*こちらの記事は箱根 彫刻の森美術館
より許諾を頂いております。