Kia Ora! Haere mai, Aotearoa!!
Welcome to New Zealand!
第7回 New Zealand 住宅事情
今回は趣向を変えて、New Zealandの住宅についてお届けします。
つい最近引っ越しをして、こちらでは一般的なタイプの古い木造住宅に
住み始めました。
築100年もめずらしくないので、この家も築50年
は軽く経っているのではないでしょうか。
<外観>
正面に多角形の部屋を持っているこの形式の家はヴィラと呼ばれていま
す。他にバンガローと呼ばれる平屋もポピュラーです。この建物に東南
北3つの玄関があり、3軒の家が入っています。
<リビングルーム>
玄関を入るとすぐにリビングルームです。玄関ホールを持つ家もありま
すが、すぐに部屋ということもめずらしくありません。天井は高く、
4〜5mほど。窓はすべて木枠でかなりのサイズですが、
下窓を持ち上げるとスルスルっと軽く開きます。仕組みは謎。。。
<暖炉>
リビングには暖炉があります。飾りではなく、冬には大活躍する立派な
暖房設備です。オレンジのゆらゆら燃える火を囲むと体だけでなく心も
暖まります。郊外には薪をタダで配っている家もあるとか。電気代が安
くないので経済的にもありがたい存在です。
<ストーブ>
キッチンで活躍するのはストーブと呼ばれる電気コンロ&オーブン。
Aucklandでは新しい家を中心に、日本同様のガスコンロも普及していま
すが、古い家ではこのタイプのストーブが今も使われています。電圧が
日本の倍なので、それほど加熱具合は悪くはないですが、やっぱり日本
のガスの方が便利です。ゼネラルモータース社製。
<蛇口>
バスルームの洗面台についている蛇口の頭には「Kowhai HOT
Auckland」「Methven COLD Dunedin」と書かれています。北島
Aucklandは暖かく、南島Dunedinは寒い街だからということか、
ちょっと面白い蛇口です。Kowhaiはマオリ語?Methvenは
英語?どちらも人の名前のようです。
この他にリビング同様に天井の高いベッドルームが1つあり、
通称1ベッドルームフラット。日本の1LD+Kといったところでしょうか。
いろいろ不便はありますが、古い家に住むおもしろさも味わえる家です。