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第27回 ダニーデンからの旅
今回は、前回ご紹介のダニーデン滞在中に行ったスポットをご紹介します。
まずはダニーデンから東に伸びるオタゴ半島へ。ロイヤル・アルバトロス(ダイオウアホウドリ)やペンギンなどが見られる自然の宝庫として知られています。公共交通機関はないので、各ツアーへの参加が一般的なようです。
私たちもワイルドライフ(野生動物)ツアーに参加するため、半島先端近くのタイアロア・ヘッドへ向かいました。すぐ近くにはロイヤル・アルバトロスのコロニーがあり、たくさんの観光バスが止まっていました。
参加したツアーでは敷地内のダートロードをオフロードの専用車に乗って移動。野生動物を間近で見られるように目だたぬように作られた観察用の小屋が各ポイントにあります。そこから目の前で寝そべるアザラシ親子やリトルブルーペンギンなどを観察。運が良ければ貴重なイエローアイドベンギンも見られるそうです。
オタゴ半島では他にも様々なエコツアーが催されているので、インターネットや観光案内所でじっくりチェックしてから参加することをおすすめします。
つづいて、ダニーデンから約80km北に位置するMoerakiという海岸です。ダニーデンの観光案内所で紹介してもらった小さな小さなローカルバスで連れて行ってもらいました。Door to Doorサービスのこのバス、途中あちこちのお宅で乗客を降ろしながらMoerakiに立寄りOamaruまで向かいます。ようやく到着しMoerakiの海岸へおりると波打ち際にまん丸い巨石群が現れました。
この不思議な物体は「Moeraki Boulders」といい、直径1mを越える巨岩です。この岩は波で削られて丸くなったものではなく、化学的な作用でできたもの。化石や骨のかけらなど小さな物質を核にして、推定6000万年の時間をかけて鉱物の結晶が付着して、海岸背後の地層の中で真珠のように丸く大きくなったということです。崖からはまだ埋まっているものがいくつも顔を出していました。
人より大きなまん丸い岩がゴロゴロと転がっている、どこから見ても不思議な風景です。現在はboulderは持ち出し禁止ということですが、以前に持ち出され庭で卵になっているboulderもあります。
Moerakiからさらに南に約40kmのところにあるOamaru。この街にコロニー(営巣地)がありシンボル的存在の「リトル・ブルー・ペンギン」が迎えてくれます。世界最小と言われるこのペンギンは、体長約40cmと本当に小柄。人なつこいのかコワいもの知らずなのか、人間の家の床下に巣を作ってしまうこともあるちょっと変わった愛らしいペンギンです。
またOamaruでは過去に良質の石材が採れたため、NZ各地にその石材を使って造られた歴史的建造物があり、Oamaru市内にも数多く見ることができます。
ダニーデン市内でももちろん見どころはいろいろ。ご当地ビール「Speight's」の醸造所やNZ一有名なチョコレート「Cadbury」の工場キャドバリーワールド、オタゴ大学の学内ツアーやお化けの出る映画館などなど。歴史あり自然あり色々ありのダニーデンなのでした。
お役立ちサイト:
City of Dunedin:
http://www.cityofdunedin.com/
Dunedin NZ's Official Tourist, Travel & Trade Information Website:
http://www.dunedinnz.com/
Visit Oamaru:
http://www.visitoamaru.co.nz/
Oamaru Blue Penguin Colony:
http://www.penguins.co.nz/