Kia Ora! Haere mai, Aotearoa!!
Welcome to New Zealand!
第42回 ニュージーランドあれこれ
今回はニュージーランドならではのあれこれをお届けしたいと思います。
ニュージーランド生活も4年が経ち、来た当初はいろいろ不思議だったこと驚いていたことにもすっかり馴染んでしまい徐々に忘れつつあるので、今のうちに書いておいてみたいと思います。
Q.シャワーは5分!
A.ニュージーランドではホットウォーターシリンダーというタンクが各家庭にあり、電気で沸かした温水を貯めて使用するため、一定量を使いきるとお湯がなくなってしまいます。(次に温水が使えるようになるまで数時間かかります。)そのため、のんびりシャワーを浴びていると次の人のお湯がない・・・なんて状況になるので、シャワーは5分!なんていう噂(ある意味ホント)があります。実際にはさすがに5分ではなくならないですが。また最近はガスを利用している家も多くなり、瞬間湯沸かし器と同じ状況なのでお湯切れの心配がありません。我が家は未だにタンク式なので最後にシャワーを浴びていたら水になってしまうことも・・・冬はキビシいです。
Q.みんなの車の後ろに付いているコレは何?
A.Tow Bar(トゥバー)と呼ばれるもので、ボートや台車などを牽引するときに引っけるための部品?です。ここオークランドはCity of Sailsと呼ばれるヨットとボートの盛んな都市で、自家用ボートを持っている人もちらほら。車と並んでガレージに止めていたりします。専用の台車に乗せたボートを自家用車で海まで運んで行くのにTow Barは必須アイテム。また、家具などの大きな買い物やちょっとした引っ越しは軽トラックくらいのスペースがある台車をレンタルして、自分たちで運びます。
Q.車がぐるぐる回る交差点??
A.Roundaboutというシステムでドーナツ状の信号のない交差点がたくさんあります。パリの凱旋門の周りをグルグルと車が走っているのの小規模バージョンといったところでしょうか。全車左折で進入して、右から来る車が優先、タイミングを見て進入して、進みたい道へ抜けていきます。1つのラウンダバウトに3本の道が入っていることもあれば交通量の多い道なのに5本も入っていてなかなか進入できない魔のラウンダバウトなんていうものも・・・。信号を待たなくていい利点がありますが、小心者の私のような人はいつまでも入れず後ろからクラクションで怒られてしまいそうです。そう、Kiwiはふだんは温厚なのに、ハンドルを握ると人が変わります・・・要注意。
Q.あちこちで凸凹。
A.住宅街や駐車場内などの道路上ににバンプと呼ばれる隆起したものがあります。車のスピードを落とさせることが目的ですが、かなりの頻度であり、場合によっては高さが高すぎるのか、車が傷んでしまいそうなものも。スピードを出したままだと軽くジャンプしてしまうほどなので、みんなしっかりスピードを落としていて効果は抜群。車体を低く改造している車は一生懸命斜めにゆっくり乗り越えていたりして、格好つけてるはずなのに、ちょっと涙ぐましいというか情けないというか。
Q.もし馬が道路にいたら?
A.車つながりですが。馬(馬車)と道路で遭遇した場合のルールが、Road Codeという交通規則の本に載っていてビックリしました。クラクションは使用厳禁、徐行運転することなど、きちんとルールがあります。さすが酪農大国。
Q.よく見かけるこの箱は何?
A.Clothing Binの名前のとおり、いらなくなった衣類用のゴミ箱。うちの近所では小学校やガソリンスタンドの前などにあります。本当に捨てるわけではなく、小児がんのチャリティとして寄付することになるので、思い出があって捨てにくい洋服なども捨てることなく引き取ってもらえて助かります。
Q.なんでも計り売り。
A.スーパーマーケットに限らずどこのお店でも、野菜やお菓子、粉類や豆類などキロ
グラム単位で値段が表示されているものがたくさんあります。まだニュージーランドに来たばかりの頃は、売り場に秤があるけれど自分で計って何グラムか申告するのか??と心配でなかなか買えませんでした。お恥ずかしい話ですが・・・。ときには秤がない場合もあり、それこそどうすればいいの?!と思っていましたが、心配は無用。レジは商品コードを打って載せると自動的に計量が出来る仕組みになっていて、レシートにも何グラムで幾らと書かれます。自分で好きなものを好きなだけビニール袋に入れればOK、野菜などはそのままなので、過剰包装がなくていいかもしれません。
Q.一試合が三日間?五日間?!
A.ニュージーランドではというか英国系では大変メジャーなスポーツ「クリケット」。野球の元祖らしいのですが、かなり不思議なのが一試合で長いと五日間も続くことがあるということ。ワンバウンドボールを板みたいなバットで打つ。守備が返球する間にバッターがバッターボックス?と投手の間を何往復したかがポイントになる。10人アウトになるまでとにかく続けて、得点の多い方が勝利。はっきり言って詳しくは未だにわかりません・・・。
Q.どこでも裸足。
A.道を裸足で歩く制服をきた小学生。バスに裸足で乗ってるおじさん。スーパーマーケットで裸足で買い物をしている家族。オークランドではそれほど多くないですが、ホントにいます。公園なんて行ったらみんな裸足で木登りしてお散歩して。道端にガラスの破片が落ちてたりするけど、ぜんぜん気にしている様子もなく。小さい時から裸足だから足の裏の皮が厚いのか?かくいう我が娘もすぐに裸足になりたがり、日本滞在中はあちこちで恥ずかしい思いをしました・・・。
まだまだ不思議なことはたくさん。ぜひニュージーランドへお越しになって、いろいろ発見してみてください。