第7回 リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)〜サンシュルピス教会(Eglise Saint-Sulpice)
”Flânerie ”(そぞろ歩き)第7回目は、パリ左岸6区のリュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)からサンシュルピス教会(Eglise Saint-Sulpice)界隈へ。
リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)は、フランス・パリ6区にあるパリ市で2番目の広さを持つ公園。北側にはリュクサンブール宮殿があり、現在もフランス元老院が入っています。
17世紀、ヘンリー4世の死後未亡人となったマリー・ドゥ・メディシス(Marie de Medicis)は、彼女の故郷、トスカーナのフィレンツェにあった宮殿に似かよった宮殿と庭園をこの地に造らせました。何回か改修されていますが、これを踏襲しているので、女性的なやさしい佇まい。
園内には、多くの樹木と花壇、芝生、池や泉、彫刻が配され、四季折々パリ市民に
親しまれています。
リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)
http://www.aviewoncities.com/paris/jardinduluxembourg.htm/
庭園からは、東にパンテオンのドーム型屋根が、
北には、モンパルナスタワーが望めます。
庭園は、基本的にはフランス式定型庭園で、ところどころに英国風ガーデンも見られます。
多くの魅力的な彫刻が配されていますが、この庭園では、作品を見てまわるというより、彫刻の傍らのベンチや椅子に座ってゆっくりくつろいだり、読書したり、
おしゃべりしたりするのがパリジャン流かも。
庭園の北西コーナーにはメディチの泉( Fontaine de Medicis:1624 )があります。王妃の故郷イタリア風。
宮殿前には比較的大きな池があり、気候の良い時期には子供たちが船を浮かべて遊ぶ姿が見られます。
また、庭園にはテニスコートやポニー乗り場、子供の遊び場があり
家族連れに最適なお出かけスポットとなっています。
リュサンブール公園を後にして、北へ進みます。と、とある建物のエントランス脇にアート作品が。
メインの通りから横道に入ってみましょう。カセット通り(rue cassett)には、瀟洒な佇まいの隠れ家的ホテルアベイ(Hotel de L'Abbaye)があります。
今回の筆者こだわりのステイ先の一つ。一階のサロンでは、朝食やティー軽食などが随時いただけ、ゆったりとした時を過ごすことができます。
Hotel de L'Abbaye
http://www.hotelabbayeparis.com/
この界隈にはオーガニック食材で有名なHedonieもあります。
お茶やコーヒー、お菓子やジャム、有名なオーガニックパンなど
様々な良質のオーガニック食品が取り揃えられています。
Hedonie
http://www.hedonie.fr/
今回は、オーガニックのチョコレートやハーブティ、スープなど軽いものを購入。
さらに進むと大きな本屋さん。ウィンドウにはキリスト教関係の書籍や
子供向け哲学書などがディスプレイ。
そして、通りの向こうの広場にサン・シュルピス教会が。
2つの塔を備えた堂々とした姿と広場の噴水が印象的です。
パリのエスプリが各所に漂うこのエリア、いかがでした?
次回はこの教会からサン・ジェルマン・デ・プレ界隈を歩きます。
お楽しみに!