「続・一鉢から始めるガーデニング」その3 
ハイドロカルチャーのミニコンテナ

梅雨も本番、蒸し暑い季節のコンテナ作りに最適なのが ハイドロカルチャーです。

ハイドロカルチャーとは、培養土のかわりにハイドロボールという 人工的な用土を使い、穴が開いていない器に植え、 底に水を少し溜めて育てる水耕栽培のこと。

「ハイドロボール」という粘土を高温で焼いたものを 使用しますので衛生的。
さらに直射日光がにがてな観葉植物を植えるので、室内に最適。
衛生的なので、卓上やキッチンでも楽しむことができます。

今ガーデンショップに行くと様々なミニの観葉植物が出ています。
また、ハイドロカルチャー用のかわいい円形や角形の ガラスのコンテナも揃っていますし、カラフルなハイドロボールも でまわっていて見ているだけで楽しいですね。

7月の「続・一鉢から始めるガーデニング」は 夏向きに涼しげなハイドロカルチャーのミニコンテナに Let's try!

< 今回使うもの >

材料
1.ミニサイズの観葉植物(ワイヤープランツ、テルミナリス、フィロススタキア)
2.5×12×6のガラスのコンテナ
3.ハイドロボール(根腐れ防止剤の入ったもの)
4.液体肥料

< 完成イメージ >

完成イメージ

< 作り方 >

1.コンテナにハイドロボールを3分の一くらいまで入れる。
2.植物の位置を決めたら、残りのハイドロボールをコンテナの容器の上から1cm程度まで入れる。
3.コンテナの外から見える位置に根がでていたら、箸などで、ハイドロボールの中に入れ込む。
4.根をいためないよう、箸などをさしてハイドロボールを隙間なく埋める。
5.植え込みが終わったら、水をコンテナの4分の1から5分の1程度まで注ぐ。
6.水は完全になくなった状態になったときに再び同じくらいまで、注ぐ。2週間に一度程度が目安。
7.コンテナは、直射日光が直接当たらない、エアコンなどの風も直接あたらない場所を選びましょう。
8.液肥は薄めて、一年に1、2度与えましょう。
9.根腐れ防止の入ったハイドロボールでない場合は、コンテナの底に根腐れ防止剤を敷きます。

※フィロススタキアは丈夫でよくのびますから、格好のよいところで カットしてそれをまた水につけておくと根が出て一株できますよ。 ワイヤプランツものびたら適当にカットした方がよいでしょう。 これは挿し木はあまり・・・株分けでふやします。 テルミナリスはあまり形状が変わらない植物です。



 

プロフィール画像

[ 作者プロフィール ]

caco
ガーデニング・
プランナー

農学部卒業後、ご主人と造園設計事務所を開所。現在に至る。

趣味:旅行、ガーデニング、テニス、絵本

月刊 Visual Dermatology に
「My Favorite Parks」好評連載中

トップページの「プロムナード」と「一鉢から始めるガーデニング」、新連載「私の好きな手仕事」は、ケータイ・サプリwebマガジンのための書き下ろしです。
使用されている全ての写真およびイラストの著作権は全て相馬和子さんにあります。