「私の好きな手仕事」【60】庭仕事と手芸
今年は寒い冬から一気に桜が咲いて驚きましたが、
ここの所三寒四温で寒い日も戻り、お陰で思いの他桜が長持ちして、
これまたうれしい事です。
庭も例年通りパンジーが咲きそろいました。
お玄関前もにぎやかでお花がお好きな方々からはお褒めの言葉を
かけていただきます
敬老の日に娘からプレゼントされたムスカリ100球も満開。
特に白はステキ。こんなプレゼントはこれから毎年楽しめてとってもうれしい!
3月3日までに仕上げるつもりの絹のハギレのテーブルセンター、
一ヶ月おくれでやっと出来上がりました。
母の物、友人の義母さまの物、などなど寄せ集めで色とりどりですが、
一応つないでいく時に色合わせをしましたが、こんな具合になりました。
裏地は銘仙。多分少女時代か娘時代の物でしょう。
かわいいボタン色が気に入りました。
以前、京都の古布屋さんで古木綿のテーブルセンター状の物を見かけました。
その色合いといい使い古しの風情に引かれ「おいくら?」
と聞いてしまいました。
ところが「これは家の宝です。」とのお答え。
「欲しいとおっしゃるお客様が何人もおられました。」
皆様の気持ちは様々でも、美品である事はもちろん、懐かしかったり珍しかったり、
手元に置きたい衝動にかられるのでしょう。
昔は布が貴重でどんなハギレでもこの様につないで取っておいたそうです。
必要があれば糸をほどいて色合わせして穴の継ぎ接ぎや裏地、小袋、
前掛けなどに便利に使った訳です。
♪物を慈しむ心♪は日々の生活から自然に生まれてくるものなのですね。
1針1針、何を思って縫っていたのかしら。
今となっては分かるすべはありませんが美しい物語。
*MarikoさんのDECOクレイアート教室・Craft Garden*
Craft Garden