「私の好きな手仕事」
【84】裂き織仕事
時間は留まることなく、あの暑かった夏を忘れる程の
涼しい秋がやってきました。
庭の花々も猛暑と大雨で大ダメージを受けましたが
それでも元気に咲いている花達で小さなアレンジメントを
造ってみました。(ジュズサンゴ・アゲラータム・角トラノオ・
セイジ・アンゲロニア・トレニア)
花屋の花では出来ない可憐なアレンジメントです。
<庭の花の小さなアレンジメント>
先回お約束しました大島の羽織の裂き織ショールが
出来上がりました。
織機に絹の縦糸を掛け、横糸は裂いた布を使います。
<黒と薄水色の縦糸>
縦糸は黒と薄水色の絹糸を2対1の割合で掛け、横糸
を織り込んでゆきます。横糸は繋きながら織ります。
<絹糸の縦糸を掛け裂いた布の横糸で織り始めました。>
だんだん織るうちに同じ横糸でも縦糸の違いで別の色が
出て来るのが織物の面白さです。
全長約2mで出来上がり、織機からはずします。
<出来上がった物を洗濯して干しました。>
端のフサを結びます。
<端を房結びにしました。>
身体にしっとりとなじんで洋服にも着物にもどちらにも
合いそうです。昔の方々に感謝しつつ行う作業、裂き織は
なかなか素敵な手仕事です。
<肩に掛けて見ました。>