特集:「My favorite parks 」

【12】クレラー・ミュラー美術館
The Kroller-Muller Museum(オランダ)


アムステルダムから東へ約100km。 オランダ最大の国立公園、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園は、 「ゴッホの森」と呼ばれています


<デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園地図>

中心となる美術館には270点ものゴッホの作品が所蔵されて いるそうで、館内ではきわめて有名なゴッホの作品たちが実に 無造作に展示されていて不思議に思うほどでした。
ゴッホのファンにとっては至福の場所でした。


<クレーラー・ミュラー美術館の正面玄関>



アムステルダムの街からここに至るまでの道すがらに見た緑の 牧草地に遊ぶ牛や羊、冬枯れの雑木林に見え隠れする独特な形 をした農家、そしてあちこちにそそり立つ風車などの風景は、 ゴッホの描いた100年も前の世界と重なりました。

大きなガラス窓の外は野外彫刻庭園で、芝生や森の中には多数の 彫刻が点在し、美しい空間が演出されています。


<彫刻庭園に立つイサム・ノグチ作「叫び」>



<美しい中庭彫刻>

園内を廻る42kmの自転車道、そのために1,700台ものホワイト バイク(白い自転車)が無料で用意されているのも、自転車大国 オランダならではのサプライズです。
美しく広大な森、春にはワイルドフラワー、夏はピンク色のヒース、 秋の紅葉と楽しみは続きます。

隣接するレストランのゴッホメニューのサラダには彼の絵にちなんだ ヒマワリ油のドレッシングが使われ、ヒマワリの種がトッピングされて おりました。


<レストランのゴッホメニューカードとたっぷり盛り付けられたサラダ>









 

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[ 作者プロフィール ]

Caco
ガーデニング・
プランナー

農学部卒業後、ご主人と造園設計事務所を開所。現在に至る。

趣味:旅行、ガーデニング、テニス、絵本

トップページの「プロムナード」と「一鉢から始めるガーデニング」、新連載「私の好きな手仕事」は、ケータイ・サプリwebマガジンのための書き下ろしです。
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