新ジャガイモのおいしい季節ですね。
アッシ・パルマンティエは、フランス人の大好きなジャガイモと牛肉とチーズを使った、
赤ちゃんからお年よりまで楽しめる定番家庭料理です。
本来はポトフーで使った牛肉を細かく刻んで(アッシ)作っていたようですが、
牛のひき肉をいため、その上にマッシュポテトをのせチーズをふりかけ
オーブンで焼いて作りましょう。
簡単にいえば、牛ひき肉とジャガイモのグラタン。
焼き色が食欲をそそり、簡単で身近な材料でできますし、
さめてもおいしいので、おススメです。
4人前
牛ひき肉 300グラム
ジャガイモ 4個
ホールトマト 一缶
たまねぎ 一個
ニンニク 適宜
牛乳 200cc
バター 40グラム
グルイエールチーズ 40グラム
塩、コショウ、ナツメグ(お好みで)
オリーブオイル
ポイント
・ジャガイモは大きめに切り、こがさないようにしっかり水分をとばしてから
マッシュしましょう。
・牛ひき肉の他ポトフで使ったお肉や、ローストチキンの残りでもおいしくできます。
・トマトは酸味がお味を引き締めますが、なくても大丈夫です。
アッシ・パルマンティエのParmentierとは、18世紀の人物Antoine-Augustin Parmentierからきています。Antoine-Augustin Parmentier は、薬剤師としてペルシアに従軍したおり、それまで家畜の餌でしかなかったジャガイモの食料としての有用性を体験し、フランスとヨーロッパでジャガイモを食料とするのに大きく貢献した人物です。
この名が付いた料理には必ずジャガイモが添えられます。たとえば、ポタージュ・パルマンティエとはジャガイモのスープですし、brandade de morue parmentierというタラとジャガイモのグラタンもあります。
この料理、フランスでは、お子さんのいるご家庭では定番。新ジャガのおいしい季節、是非お試しください。