第1回目 旅の始まりとローマ一日目

旅の始まり

旅の始まりはプラン作り。プラン作りの第一歩は情報集めです。
以前はガイドブックを買い込み、より詳しい情報は目的国の政府観光局に出向き
直接相談して情報を得ることが一番だったのですが、最近はネットも強力な情報源になりました。ただし、観光局には情報を得るためだけではないスタッフの方の対応などに、それぞれのお国柄を反映した魅力があります。

今回掲載するイタリア旅行では、まずは一月程前に南青山の住宅街にあるイタリア政府観光局を訪ねました。
応対して下さった男性スタッフの方はとても親切で、情報も的確、地方や町の詳しい資料、ホテルのリストなども請求すると快く出してくださいました。
帰り際に「お気を付けて」と言ってくださったのには、さすが「ホスピタリティの国イタリア!」と感激したものでした。

ネットは便利な反面、こういうリアルなコミニュケーションが減っていくのが残念ですね。

さて、定番ガイドブック「地球の歩き方」やミシュラングリーンガイドの「イタリア」、
観光局でいただいた州ごとのパンフレットを元にルート決め。
始めはローマから入り、ミラノへ抜けるか地中海沿いにニースまで行ってパリに飛び、友人に会ってくることも考えたのですが、結局、美術の宝庫イタリアをできるだけ堪能するために、レンタカーでローマー>ヴェニスー>ローマと10日で一周することにしました。

イタリア政府観光局
東京都港区南青山2-7-14 03-3478-2051

ローマ到着

夜のホテル前(Hotel Villa del Parco前)

現地時間18日午後7時半頃無事フィウミチーノ空港に到着。
やたらに緊張していましたが、ほとんどfree passで荷物を受け取り、時間も遅く荷物も多かったので、タクシーでホテルに向かいました。運転手は、ホテルのパンフレットを見て場所を確認するや、猛烈なスピードで高速をとばします。しかも次々にかかってくる2台の携帯電話に応対しながらなのですから、こちらは、生きた心地もしません。 あげくの果ては受話器を2つとも切らずにしゃべりまくっているのには、驚きました。
それでもローマの市内に入ると観光案内も忘れません。一方通行の多い道をぐるぐるまわって、小一時間でローマの東の外れ閑静な住宅街にあるホテルに到着。
ホテルは、インターネットで見たとおり。フロントも感じがよくまずは安心しました。

ホテル ヴィラ・デル・パルコ (Hotel Villa del Parco Rome)
http://www.hotelvilladelparco.it/inglese.html/home.html(英語)

ホテルにはレストランがないので、遅い夕食をとりにホテル紹介のレストランへ。
予約をいれておいたにもかかわらず、夜9時過ぎでもレストランは満席で、バーで待つことに。
周りはローマの中流クラスの人たちが、金曜の夜を楽しんでいます。時差ボケの頭にはイタリア映画の中にワープしたような不思議な感覚。
午後11時、0時でも普通に夕食をとっているイタリア人のタフさには旅行初日からびっくりさせられました。

ホテルの朝食

現地に着いた最初の朝は少々眠くてもがんばって起きた方が早く時差ボケから開放されます。この朝も、定番バチカンから始まるローマ観光のため7時に階下のサロンへ。

イタリアの朝食はコンチネンタルで、たっぷりのカフェラテやカプチーノにビスコッティや軽いパンにジャム。
コルネットという小さめの甘いクロワッサンなど甘いパンが主流なのが、なんともイタリア的なところかも。

フロントでセンターへのアクセス方法など聞いていざ出発。
「ピックポケット(スリ)に注意して!」の言葉に思わず身を引き締めました。

次回は、ローマのとっておきスポットのご紹介です。