花と癒しのニュージーランド特集 
第7回 クイーンズタウン

クイーンズタウンは、フィヨルドランドの入り口に位置する、 ニュージーランド南島南西部で最も有名なリゾート。
「女王が住むにふさわしい町」の由来通りリマーカブルズ山脈を背景に サファイアブルーに輝くワカティプ湖の美しい景観を存分に楽しめる国際観光都市です。

素晴らしい景観に加え夏はボート、冬はスキーなど様々なアクティビティが楽しめることもあるのでしょう、リゾートとしての評価が高まり、近年リゾート物件の価格が跳ねあがっているとか。
この街は、毎日観光で忙しく動きまわるより、ゆったりと過ごすのにふさわしい場所かも知れません。

アーミテージホテル入り口

街の全貌を見渡すために、まずは、スカイライン・ゴンドラで標高790mのボブズ・ヒル山頂まで上ってみます。
平均傾斜度37度という急勾配を7分であがれば、そこはあたり一帯を眺められる展望台。
快晴の空にリマーカブルズ山脈とワカティプ湖、クイーンズタウンの街並がまるで、絵葉書のように展開されています。

Tekapo(テカポ)湖

山頂付近からは、パラグライダーが次々と飛び立ち、華麗な飛行を見せています。かと思うとスクールが開催されているのでしょうか、インストラクターとともに初心者らしき人たちも参加していたり。

山頂からは、専用カートに乗って800メートルのトラックを降下するリュージュがあります。コースが二種類あって、ヘルメットをかぶり、若い男性は急コースで、女性や子ども達は、なだらかなコースを楽しんでいます。

いずれもアトラクションとしては結構人気なのですが、そこはニュージーランド、込み合うこともなくゆったりと楽しむことができます。

クイーンズランドは国際観光都市ではありますが、四方2km以下の小さな街。ほとんどの観光スポットは歩いて回れます。

スカイライン・ゴンドラ乗り場から湖岸通りまで降りていくと、赤く塗られた煙突、白い船体の蒸気船TSSアーンスロー号が優雅に湖を運行しています。

湖岸では水着で日光浴している人、ボート遊びしている人、夫々に夏の一日を満喫しているよう。なぜか海沿いのようにカモメも飛来しています。

昼食後は町はずれのクイーンズタウン・ガーデンへ。
ワカティプ湖に突き出した岬がすべて公園になっていて、湖に沿ってぐるりと遊歩道が続いています。
日焼け予防にすっぽり網をかぶせられたベビーカーの親子連れや熟年カップルが、ゆったりと散歩していたり、サイクリングしている人達も。

Tekapo(テカポ)湖


園内にはローズガーデンがあり、色とりどりのバラが満開。サルビア、なでしこなどの花壇も手入れ良く整っています。花壇のまわりには、寄付されたベンチが点在し、一休みするのに最適。

タスマンバレー


巨木の下で家族連れが、ピクニックしている他には、観光地の公園とは思えないほど本当に静かな環境で和めます。

Pukaki湖


公園内はいたるところ巨木が生い茂り、テニスコートでラリーを楽しんでいる人たちが木立の間から見え隠れしています。
公園を通り抜け、ワカティブ湖畔に散歩にでれば、ジョギングしている人、カヤックを乗りに来ている人、水遊びに興じている人など信じられないほど澄んだ湖を、思い思いに楽しんでいる人たちに遭遇します。

アーミテージホテル入り口


町の西側には、湖岸沿いにリッチな別荘が並びこの街が国際的なリゾートだということを感じさせられる洗練された町並も。

アーミテージホテル入り口


ニュージーランドの中でも景観はもちろん洗練された雰囲気が魅力のクイーンズタウンは是非ゆっくりと長期滞在したい再訪したい街でもあります。